アラフィフ主婦が、保育士試験に、独学3か月で一発合格できました。
保育士試験のニコイチのひとつである教育原理について、
なぜ教育原理はむずかしいのか?合格するコツはあるのか?
そして、経験から直感はあてになったのか?についてお伝えします。
ニコイチ教育原理はむずかしい?
保育士試験の教育原理は、ニコイチと呼ばれ、
社会的養護とセットで合格しないと、
合格できた科目まで、不合格になってしまうという恐怖の科目です。
社会的養護も、教育原理も、たくさん覚えなくてはならないことがあるのに
たったの10点。たったの10問です。
社会的養護も、むずかしくて嫌な科目ですが、この、教育原理も大変な曲者なのです。
それはなぜなのか?
それは、
教育原理が、教育者としての基礎知識を問う科目のため、
広い範囲の教育的知識が必要になるからです。
(私に言わせれば、雑学の域ですが・・・)
その出題範囲たるや、恐ろしいもので、たかだか、3か月という短期間では、
とてもとても網羅できるものではありません。
というか、
短期間でなくても、無理ではないかと、私なんかは、今でも思っております。
たとえば、私の受けた例だと・・・
私の受けたH28年度後期の保育士試験の教育原理の試験内容は・・・
問1:日本国憲法
問2:学校教育法
問3:幼稚園教育要領
問4:ある教育者の著書
問5:同じ
問6:歴史
問7:いじめ防止対策推進法
問8:諸外国の教育統計
問9:文科省報告(H24)
問10:ESD
このような出題でした。
みなさん、これ、納得できますか???
いわゆるテキスト読めばわかる問題は何問ですか?
私のテキストの内容が薄いんですか?私の知識が、薄すぎますか?
私の見解を言わせていただけるならば、
テキストからの出題もしくは、想定範囲内の問題は
問1、2、3、4、5、6、7
の7問だけだと思うんです。
じゃあ、最低、この7問を落とさないようにすればいいじゃん!って話なんですが
それができるほど、教育原理は甘くないんです。
たとえば、
問3の「幼稚園教育要領」については、全く見ていなかったです。
保育所保育指針を覚えるだけでもヒーヒー言っている人間が
幼稚園教育要領まで、覚えられるわけありません!(開き直ってますか・・・?)
問4,5は、著書からの引用ですが、
出題されそうな人物の著書といっても何冊もありますし、
過去問題によく出てくる著書じゃなければ私なんか、もう、すぐアウトです。
独学で、ここまでの著書の内容までは、目を通せないです。
そして、問6の歴史。「教育にニ関スル勅語」の発布年。
目にしたことはあるけど、スルー的なポイントからの出題で、キツいな~の一言でした。
まあ、この「キツイな~」が、「教育原理」だと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、
もっとキツいのが・・・「これ、雑学の域とちゃうん?」と、言いたくなるあたりからの出題。
問9、10あたりですね。
なんで、そんな古い文科省の報告出すんじゃ~!
文科省のHPにどんだけの数の報告あると思ってんじゃあ~!!
なんで、外国のシステム勉強しとかなあかんねん!
ESDって、なんじゃ~っ!!!!!!!!
(口が悪くてすいません・・・)
はあ~っ・・・もう、雑学博士になるしかないのですよ・・・。
教育原理に、
雑学枠(あくまで、私のネーミング)があるのは、わかっていることなので、
保育関連のニュースやネット、新聞、はたまたドラマまで、チェックはしていました。
でもね・・・やっぱり、想定外のものばかりでしたね。
さすがです。ついていけません・・・。
教育原理は、テキストだけでは、点が取れないようになっているんですよね。
でも、雑学枠は広すぎて、網羅は無理。
完璧に準備することはできませんが、常識で勝負ができる時がありますので、これに賭けましょう(笑)
となると、できることは、やっぱり、難しいながらもど、できる対策は?
テキストを丁寧に見ていき、
そして、世の中の動きにも
アンテナを張る。
しかないのかな・・・
と思います。
取れる問題は、何が何でも落とさない!!
これ、鉄則です!
ほんっと、キツいですよね~。教育原理。
そこまでしても、たったの10問ですから!(涙)
正直、腹の立つ科目ではありますが、
みなさんも、がんばって、
耐えていただきたいと思います・・・。
恐ろしい試験あるある
少し、私事の話になりますが、
もう少し、教育原理の試験のお話を・・・。
私が、ギリで合格できたのは、
問8の2015年文科省「諸外国の教育統計」からの問題
のおかげなんです。
この問題は、ある国の教育システムを図で表してあって、
どこのく~にだ?
という問題なんですが、
パッと見て、
「んなもん、知るかいなッ!!」でした。
(もう、問8まできてると、腹の立つ問題ばかりで、
私・・・かなりの、お怒りモードとなっていました。)
ただ、試験前の情報収集時期に、
NHK?でフランスの保育はすごいぞ!
という特集を見ていたので、
フランスだ!と直感がきました。
が!!!
ここからが、試験特有の”あるある”が発動するんです。
「いや~、教育といえば、
スウェーデンよね。
と思わせて、実はアメリカか~?」
と、裏の裏を勘ぐり、素直に考えることができなくなり、
心独り言炸裂!!
最初の直感のフランスは、もう、どこかに飛んでいき・・・
悩みに悩んで、時間ばかりがたち
焦る焦る。
そんな時・・・、神は私を見捨てなかった・・・。
よーく、図を見てみると「リセ」という文字。
あ、フランスか・・・。
と。
しかし、追い詰められている人間は
またまた、”第二陣試験あるある”を発動してしまうのです。
「あれ?もしかしたら。スウェーデンだって
フランスっぽい単語あったりするかも?
これ、ひっかけか???」
(無駄にこねくり回して考える・・・)
まあ、結局は、
無駄に悩んだものの、
フランスを選ぶことができ、
なんとか、ギリギリ合格となったワケですけどね。
きちんと、テレビを偶然見てて、直感もきたし、
「リセ」でフランスってわかっても、
やっぱり、裏を読んで悩んでしまう。
これが、”試験あるある”なんですよね~。
裏の裏をかいて、失敗した問題もあれば、
やっぱり、最初の直感よ!
と選択したのにもかかわらず、
失敗した問題もあります。
ちなみに・・
保育士試験は、悩む問題が多いですが
あまり、裏をかくような、意地悪ひっかけ問題はない。
・・・と言われています。
よく、試験で言われるのは、
「最初に思った答えが実はあっている。」
ってやつですよね。
(都市伝説か・・・?)
私も、過去問題で練習していた時は、
ダんトツ、最初にひらめいた答えが正解でした。
ですから、保育士試験本番も
最初のひらめき答えを、ほぼ採用しました。
まあ、受かったからいいんですけど、
実はね・・・・
保育士試験に限っては、このひらめき解答は
かなりの確率で、間違ってたんですよ・・・。
その中で、
このフランス問題だけは、
珍しく、ひらめきが正答になってくれた
数少ない事例だった、命の恩人問題なのです。
やっぱり、ひらめきは、
うまくいくこともあれば、
うまくいかないことも多い。
みなさまは、私と違って
確固たる知識から解答を導き出されることを
切に願っております。(笑)