保育士試験の実技造形に合格するための絵の練習方法~デッサン偏~
アラフィフ主婦が、保育士試験に、独学3か月で一発合格できましたので
保育士試験の実技試験の造形で合格するための絵の描き方についてです。
・・・なんて、こんな風に書くと、
私に、何やら絵の技術があるかのような誤解を招きそうですが、
絵については、まったくの未経験者。
子どものときは、一番、絵の授業が憂鬱だったほどの人間です。
そんな、絵とは無縁のアラフィフが、なんとかこうにか、いやいや、やっとこさの思いで
合格できる絵を描くようになれた経緯をお伝えします。
造形で合格する条件とは
保育士試験の造形で合格するために
合格するための絵の条件を頭にインプットすることとしましょう。
【実技造形】合格条件
①問題文に描かれている条件を全て満たす
②色塗り完成。
この基準をクリアーすること。と一般的に言われています。
そして、
どのような絵が合格にふさわしいのかというと
描くうえでのポイント
- 子どもが見て、絵の状況を理解できるようなわかりやすい絵であること。
- 躍動感、奥行、楽しさが伝わること。
- 背景から、状況が推測できること。
このあたりが、大事らしいです。
これらのことを念頭に入れながら、実際の試験では、
45分間で20×20センチの大きさのケント紙に、完成した絵を描かねばなりません。
あとで、私は愕然とするのですが、
この45分間で、ひとつの絵を完成させるということが、こうも難しいこととは、
まだ、世間知らずな私はわかっていなかったです。(笑)
私のような絵のド素人は、【造形】なんてものはそもそも、選ばないわとツッコミを入れられそうですが・・。
自分の絵を評価してみよう
絵の練習をする前に、まずやるべきことは、
自分の絵の実力の確認です。
そのため、一度、本番さながら、過去問題の絵を描いてみました。
そうすると、おのずと自分の弱点が見えてきます。
私と一緒にしては申し訳ありませんが、
たぶん、みなさんも
想像以上に時間が足りなくて驚かれるじゃないかなと思います。
そして、ついでに言いますと、私の場合は、そもそも、デッサンで大コケしました。(涙)
私の場合ですと、
- 構図を考えるという認識がなかった。(そこからかっ!)
- 人間の腕の描き方がわからない。(みんな手長ザル系)
- 陰影をつけて色塗りしたことがない。(おいおいっ・・)
- 人間以外の小物が描けない
- 時間が全然ない。
どうしてこんな人が造形選ぶかなぁ・・・??
という次元であることに自分でもちょっぴり気づいてしまった瞬間でした。
私のように、ここまで愕然とすることはなかろう、とは思いますが、
多かれ少なかれ、みなさんも、理想と現実とのギャップに
ちょこっと気づかれるのではないかなと思います。
ということで、
自分の弱点を認識することができたら、さっそく、
自分の弱点を克服するために練習開始です!
保育士試験実技のおすすめテキスト
絵の練習をするにしても、指南してくれるテキストが必要です。
私が参考にしたのはこの本、「保育士実技試験完全攻略」
保育士試験の実技の本の中では、ダントツ一番人気だったこの本を本屋に買いに行きました。
しかし、筆記試験合格後に買いに行ったときには、本屋でもアマゾンでも売り切れ状態。
楽天で、最後の1冊を、ギリギリ購入できました。
やっぱり人気本なんですね。早めの購入がおススメです。
で、
この本のとおりに、気を付けるべきことや、絵の描き方などを練習していくこととしました。
ちなみに、実技に関してのテキストは、この本1冊購入だけで、問題ないと思いますよ。
まずは真似してみよう
さあ、私のように、絵に、全く自信のない方は、
問題を見ても、何を描いたらよいのか、途方に暮れるだけだと思いますので
そんな方は・・・
真似っこからスタートです。
上のテキストにも、いろんなポーズが載っていますので、
まずは、人物だけを、たくさん真似して描いてみましょう。
真似して描くのも、難しい方は、私のように、うつし絵にして、なぞってみましょう。
上でご紹介した本の他にも絵本を参考にして、
どんどん、なぞったり、真似て描いてみて下さい。
実技のテキストだけではなく、
周りの風景や、子どもが遊ぶ雰囲気などを学ぶためにも、
私は、実技のテキストだけでなく、図書館から、どっさりと絵本を借りてきました。
私が参考にした絵本です。
↑まさしく定番です!
どの絵本も、子どもの遊びのポーズや、園の背景が参考になりました。
動きのある体の絵の描き方
真似して、絵を描くことができるようになってきたら、次のステップです。
走るなど、動きのある子どもの絵を描いてみましょう。
もう・・・・これが、嫌になるほど、めっちゃ、難しいんです!!(私には・・・)
私は、腕を描くのが、とても苦手で、どうしても、手長ザルのようになってしまうんですよね。
とっても苦労しました。
で、私の子どもが持っていたこの本を参考にしてみました。
実技試験テキストにも
こんな感じに載ってます。
人間の体は、丸と楕円で、大体、描けてしまうんですって。
腕だったら、短いちまき+長いちまき+お月見団子って感じらしいです。
私の練習のデッサンです。なんか、それっぽくなってませんか?
私、これ描けるようになって、かなり感動しましたよ!
だって、子供のころからコンプレックスだったテナガザル人間が、
ようやく、この、お団子人間描きかた方式で、普通の人間に脱却できたのですから。
丸丸人間で、動きがある人間を、自分一人で描けるようになった!
私でも、走っている人間を描くことができるんた!
って、ほんと、嬉しかったな~。
そして、
私がアラフィフになって初めて知ったことは、
イラストって、こうやって、下書きから描くのか~・・・ってこと。
みんな、下書きなんて面倒なことやって描いてたんだね。すごいっす。
ほんと、あんた、それでよく造形選んだよ。逆に感心するわ・・・。(溜息)
背景と小物を描こう
ここまで、描けるようになったら、あと、もう少しです。
次は、
背景、小物の練習 です。
まずは、出題される確率の高い、
園庭と、部屋の練習です。
絵本や、テキストを見ながら、奥行きのある絵の描き方を、真似してみました。
数パターン練習さえしておけば、背景は、応用しやすいので、
そこは、そんなに、むずかしくないと思います。(私が言うのだから本当かも)
次は、
部屋の飾りや、遊具の描き方を同じように、絵本を参考に一人で描けるようになるまで練習です。
もう、ここまで、デッサンで描けるようになれば、大きな山は越えたも同然。
あとは、色塗り練習へGO!です。
まとめ
保育士試験実技造形に合格するための絵の練習方法~デッサン偏~についてお伝えしました。
そして、凄く参考になった保育士試験実技テキストと、
絵本についてもご紹介しました。
次は、~色塗り編~です。
どうやったら、45分という時間内に描き終わることができるのかを
試行錯誤した造形②記事になります。
そして、この造形③記事では、私の絵がどのような変遷を経て合格できる絵になったのかを
実際の私の絵を用いてお伝えしています。
造形記事シリーズ最後の④は、
実技試験当日の持ち物や、試験での状況などのお話です。
よろしければお役立てください。