【保育士試験ピアノ】音楽実技試験当日の様子からわかる合格ポイント

【保育士試験ピアノ】音楽実技試験当日の様子からわかる合格ポイント
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アラフィフ主婦が、保育士試験に、独学3か月で一発合格できました。

実技試験の音楽も驚愕の48点。満点マイナス2点しかないという本人もびっくりな高得点での合格でした。

今回は、保育士試験の実技試験当日(ピアノ)の話になります。

合格に向けてのピアノ練習方法について書いた記事の続き。第3弾目になります。

目次

保育士試験ピアノ当日の話

実技試験会場は、私立の某芸術大学でした。

保育士試験の実技試験当日、私が一番に感じたことは、

筆記試験の時より、グッと平均年齢が下がったこと。(笑)

筆記試験の時は、私より、年上という感じの方もたくさんいたのですが、

実技試験になると、これが、笑えるくらいめっきり、平均年齢が若くなっていたのですが

特に、音楽の試験の待機室は、みんな髪ツヤツヤで、もっと若い感じで、

あまりのギャップに、ちょっと、おののきました~。

単純に、アラフィフは、筆記試験で落ちてる人が多いんですね。

是非是非、年齢に負けず、がんばってほしいですっ!

とまあ、試験に関係ないことは、この辺にしておき、音楽に関係する話へ戻りましょう。

私は、午前が造形の試験で、午後からが音楽の試験でした。

お昼を、試験会場近くの喫茶店で食べて、近くのスーパーで時間をつぶしてから、

音楽の待機部屋に向かいました。

試験の順番が近づくと、試験部屋の前の廊下の椅子に座って待つという流れでしたので、

この廊下で待っている間は、他の受験者さんの演奏を聞くことができました。

そこで、気づいたことです。

演奏をやり直す人が多い


これは、正直、かなり驚いたのですが、

ピアノ演奏を間違えた際に、やり直す人が多かったです。

止まってしまう人もいました。

あんなに、保育士試験実技テキストや、ネット情報で、

ピアノ演奏を間違っても、弾き直しをしない。止まらない。

というのが、合格の鉄則のようにいわれていても、

実際には、緊張からでしょうね、弾き直しをしたり、止まってしまったりしていました。

わかっていても、頭が真っ白になるってやつですね。うまく対処できない方もいました。

ピアノミスした場合、

動揺しないで、乗り切ることが大事。アトに引きずってしまうのが一番、怖いです。

でも、

それだけ、緊張しちゃう場所なんだってことを念頭に入れて、練習するのが大事そうです。

前奏が長い


これも、驚いたといえば、驚いたんですが、みなさん、前奏が長いんですね。

その年の課題曲にも左右されるのかもしれませんが、

すごい華やかな前奏の方もいて、ピアノの発表会かと思いました。

ネットで購入できる楽譜での演奏の方も多かったです。


私のように、曲の最後の部分だけを抽出して繰り返しにした

1小節のみの前奏の人なんて、逆に、あまり、いませんでした。

でもね・・・

子供相手だと、一番の 王道の前奏だと思うんですけどね・・・。

ここで私は、声を大にして言いたい!

前奏なんかに、大事な練習時間を取られていいのですか!

実際、前奏長いと、子供、寝ちまうぞ~っ!!(いや、寝ませんけどね。)ってね。(笑)

ピアノの発表会のようなゴージャス演奏

ピアノ経験者ってことがわかるような、ペダルを使っての、

ゴージャスなる素敵な演奏の方々が、意外と多かったです。

ピアノの腕には自信がありますって感じに弾く方が多いので、私なんか、

見えない威圧を勝手に感じてしまいました・・・。(笑)

ピアノの発表会かと思うほどだったのですが、

あのようなゴージャスなペダルをバンバン踏んでる演奏で、声、負けないのかしら???

試験部屋の外で待っている私の耳には、大きなピアノの音しか聞こえてきませんでしたけどね・・・。

私の場合

心配はグランドピアノ

実技試験に向けて、私が気を付けてきたのは、

とにかく、笑顔で大きな声で楽しそうに歌う

ということ。実技試験対策テキストに書いてあったことを念頭に練習してきました。

心配だったのは、グランドピアノでの練習をしていないということです。

練習してきたのは、家での電子ピアノと、実家でのグランドではないピアノの2種類だけ。

子供の頃、発表会で弾いたグランドピアノの感触など、とっくの昔に忘れています。(笑)

そして、何よりも心配だったのは

グランドピアノの迫力ある音に負けない声量で、はたして歌うことができるのか?です。

私なりに考えていったグランドピアノ対策は、

私のグランドピアノ対策
  1. 鍵盤は弱めのタッチで弾く
  2. 左手の伴奏は3音の和音にしない
  3. 大きな声で歌う
  4. ペダルは基本使わない

この4点。

さて、どうなったかというと・・・

超緊張するピアノ試験会場

緊張の中、廊下で待っていると、私の順番がまわってきました。

部屋に入るところからが試験だと言われています。

良い印象のおばさんと思ってもらえるように、丁寧に部屋に入ります。

挨拶をして、かばんを指定された場所に置き、

試験官2人が座っている前に行き、挨拶をして受験票を渡します。

試験官は、女性の方と、年配の男性の方でした。

女性の方は、笑顔で出迎えてくれましたが、男性は無表情で怖い印象です。

でも、これも、受験者に緊張を促すように計算されてのことのように感じました。

ピアノの椅子に座り、自分のタイミングで弾き始めます。

さて、心配していたグランドピアノですが・・・

やっぱり、想像通り、今まで練習してきたものとは勝手が違いました。

まずは、鍵盤が重い。

軽いタッチで弾ける電子ピアノとは雲泥の差で、指が疲れる感じがありました。

そして、音が大きい。

音の大きさは想定していたので、和音も少なめの、シンプルな左手の伴奏にして準備していったのに、

やっぱり、立派なグランドピアノの前では、声がピアノに負けてしまいます。

グランドピアノの音の張りは、実家のピアノの比じゃなくて、想像以上。

どんなに、小さめの音に弾こうとしても、自分の声がとても、か弱く聞こえます。

で、

試験中に、声が出ていないと感じた私は、無理に大きな声を出そうとして・・・、

声が裏返ってしまった・・・。

そして、鍵盤のミスタッチまでもしてしまった・・・。

でも、とりあえず、気を付けていた弾き直しはしないで、

何も間違えてないわよという顔をして、歌い続けることはできました。

弾き終わった後、試験官に挨拶をすると、今度は、怖かった男性の方が笑顔になり、

女性の方は素っ気なかったです。

ちょっと、複雑な気持ちで部屋を退出した記憶があります。

ピアノが高得点だった合格ポイントを振り返ってみる

試験結果に決して自信があったわけではありませんが、

結果は、なんと48点。たったのマイナス2点です。

あの、裏返った声と、ピアノのタッチミスの2ポイントだけのマイナスだったとは、

正直、我ながら、かなりの驚きでした。

自分で言うのも図々しいですが、一体どこがそんなに良かったのでしょう??

私なりに合格ポイントだと思うところを挙げてみますと、

私が思う合格ポイント
  1. グランドピアノに声がかき消されなかった
  2. ピアノを弾くことに気を取られていなかった
  3. 間違えても動じなかった
  4. 楽しく歌う雰囲気が持続した

こんな感じではないかなと思っています。

グランドピアノに声が負けないためにしたこと

自分では、グランドピアノに声が負けてしまったと感じていましたが、

いろいろ工夫して準備していったことは、きちんと評価されたのだなと思いました。

私がピアノに音量に負けないように工夫したことです。

  • 左手の伴奏の和音は多くの音を重ねないようにした
  • ペダルは踏まないようにした
  • ピアノの鍵盤は強く弾かないようにした

左手の伴奏

ピアノの左手伴奏については、3音を重ねると、実家のピアノでも、声がかき消されそうだったので、

2音の和音に途中で変更したのですが、もしかしたら、単音でもよかったかもしれません。

でも、

曲調に合わせて、盛り上がるところだけは、3音使っての伴奏にしました。

ペダル

ペダルを使用している人は多かった印象ですが、

大きい声が出ない私には、ペダルを使用しなかったことは正解だったと思います。

前奏と曲の最後の最後だけは、ペダルを使いました。

ピアノの鍵盤

かなり、優しく弾くように練習していったのですが、さすが、グランドピアノ。

どうしても立派な音色になってしまいました・・・。

ピアノの演奏に気を取られないためにしたこと

実際の保育園や幼稚園の先生もシンプルな伴奏が多かったと記憶していたので、

私は、自分の声がピアノにギリギリ負けない、シンプルな伴奏にしたわけですが、

この極限まで簡単にしたシンプル伴奏を採用した作戦は、じつは、

ピアノの演奏に気を取られないで歌に集中するという意味でもとても正解となりました。

試験慣れしていない人にとって、保育士試験の実技は、

自分でもびっくりするほど緊張する場です。

その緊張感のなか、慣れていないピアノを弾いて、歌を歌わなければならないのですから、

ピアノは、極限まで簡単な演奏にされるのがいいと思います。

私が高得点で合格できた大きなポイントの1つだったと思っています。

間違えても動じないためには

これは・・・おばさん根性で図々しくなることでしょうか。(笑)

いやいや、嘘です。あ、いや、真面目な答えでもありますが・・・

練習の時から何度も何度も繰り返して、間違えた時の練習をしておくことが大事だと思います。

間違えても、笑顔のまま、子どもたちの歌を止めないで歌い続ける。

そんなイメージをしながら、なんどもロープレしておいてください。

楽しく歌う雰囲気を持続するためには

これは、シンプル伴奏を導入したのと同じくらい

大事な合格ポイントだとおもっているのですが、

とにかく、女優になることです!

おいおいっと怒られそうですが、真面目な話で、

自分は「ベテラン保育士」だと、なりきるぐらいの度胸で、攻めちゃってください。

試験の部屋に入るところから、ベテラン保育士の雰囲気を出すように頑張ってください。

私は、試験の時、

ピアノを弾く前には、(見えないけど)子供たちがいるかのように、ほほ笑み、(あれ、怖い?)

前奏が終わり、歌い始めのところでは、

子どもたちに歌いだす雰囲気を伝える感じで、

少し、「行くよ」という感じで、笑顔で体を揺らす感じで

歌いだしの雰囲気を作ってる風に あえて、しました。

まあ、誰もいないので、本当は恥ずかしいし、なんちゃって雰囲気の域ですけどね。(笑)

でも、本当の保育士さんなら、子どもたちの前でやるだろなと思うことをやりました。

おばさんならではの度胸と図太さが、役に立ったような気も致しますが、

お若い方も、自分を女優だと思って、なりきっちゃってください。

そうすれば、きっと間違いなく合格です!

もしかしたら早く帰れたかも・・・

これは、何かと言いますと・・

実技試験は、人それぞれによって、試験の時間が違うので、終わる時間もマチマチです。

私の場合、午前に造形。午後から音楽。

その間の待ち時間は4時間でした。

試験開始の前の20分前には、待機室で待機するようにとの指示がありましたが、

私は35分ほど前に待機部屋に入りました。

誘導係の人が順番に、番号を呼ぶのですが、試験の流れが、随分早かったようで、

呼ばれても来ていない人が随分いました。

予定よりも、随分早い時間での”呼び”なので、もちろん失格ではありません。

で、その呼ばれなかった人の番号は、黒板に書かれていくだけで、

再び、呼ばれたときに、いれば、黒板の番号が消されていくという流れでした。

私の場合は、残念ながら、早い時間に呼んでもらえなかったので、

きちんと、予定時間まで、待たされましたが、

4時間も待機時間があって、わざと時間をつぶしていたぐらいだったので、

もしも、ず~っと、待機室で待っていて、なおかつ、

前の人がいなくて繰り上がりで番号を呼んでもらえていたのなら、

もっと、早く、帰れたのかな~・・・と少し残念にも思いました。

こんな場合もあるかもよ。というお話でした。

まとめ

保育士試験の音楽実技試験、当日の様子と、そこからわかった合格ポイントについて

お伝えしました。

みなさまも、是非是非、

大きな合格ポイントは、音の大きくならない簡単な超シンプル伴奏

プラスなりきり女優魂です。

これで、みなさまも、是非、合格をモノにしていただきたいと思います。

実技音楽記事:第1弾

実技音楽記事:第2弾

音楽練習全体の流れ

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